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注目を集めている「園芸療法」について知る!

園芸療法を始める手順

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準備するものと手順について

準備するものと手順について

全体の手順

園芸療法を始める際に準備するものと手順について詳しく紹介します。
準備するものとして挙げられるのは、「鉢底ネット」「鉢底石」「ネット袋」「培養土」「元肥」「スコップ」「苗・種」「じょうろ」です。
手順としては、最初に土入れをします。使用するプランターが底に穴のあるタイプなら、鉢底ネットを利用しましょう。鉢底石をネット袋に入れて、プランターの底に敷き、培養土を入れます。元肥は必要に応じて混ぜてください。実施の際は、極力素手で入れてもらうことが大切です。素手で行うことで、手のひらの感覚が刺激されやすくなります。土入れができた後は、スコップを使って土をならします。苗・種を植えるために穴を掘る際は、穴の大きさに注意しましょう。苗の場合は根をほぐさずに植えてください。傷がつかないように素手で土をかぶせましょう。水やりはじょうろを使いながら万遍なくまきます。水の量については育てる植物に応じて変えてください。
種を植えると数日後には芽が出てきます。栄養が分散されないように間引きをしましょう。目安としては、2~3つの芽が残る程度に間引きをします。収穫できるまで育てられたら、できる限り自分の手を使って収穫してもらいます。これは花を採取する場合も同様です。収穫した野菜を使った料理や、採取した花を使った押し花などを企画することで、園芸に対してより楽しく取り組んでもらえます。

対象者の状態に合わせる

園芸療法を始める際は道具を揃えることも大切ですが、それと同時に「対象者の状態に合わせて進めること」が重要です。車椅子や杖歩行の人もいるかと思いますので、その場合は可能な範囲で参加してもらう工夫が求められます。例えば、車椅子の人でも作業ができるようにするための工夫として、台の上にプランターを設置して高さを調節するといった方法が挙げられます。目安は80cm前後で、腰の高さくらいの台を用意しましょう。

何を育てるか

育てる野菜や草花にはそれぞれ適した時期があります。花を育てる場合は開花する時期をあらかじめ確認しておき、逆算して準備を進めていきましょう。例えば、夏に咲くのは朝顔やブルーデージー、冬に咲くのはパンジーやクリスマスローズです。季節に応じたものを選ぶことで、年間を通して適切に園芸療法に取り組めます。最適な種まき時期を知ることができる便利なサービスを以下に紹介するので、こちらも参考にしてください。

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