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資格を取得して園芸療法士になる

最新記事 準備するものと手順について

「園芸療法士」の資格を取得しよう

「園芸療法士」の資格を取得しよう

資格の種類

園芸療法士の資格について、国家資格は存在しません。しかし、園芸療法の発展などを目的に日本園芸療法学会が2008年から認定資格を実施しています。日本園芸療法学会が設けている主な資格は「認定登録園芸療法士」と「専門認定登録園芸療法士」の2つです。どちらも学会員であることが条件で、5年ごとの資格更新が必要です。

資格を取得するためには

認定登録園芸療法士を取得するためには、まずは筆記で行われる1次試験を突破しなければなりません。4年生大学かそれと同等の教育機関を卒業後、園芸療法に関する実習を500時間修了した場合は、筆記試験および面接試験に合格することで資格を取得できます。500時間の実習については、専門認定登録園芸療法士の指導の下で行わなければなりません。専門認定登録園芸療法士の指導を受けられなかった場合は、事務局に実習内容証明書を提出の上、相談することになります。
1次試験を突破した後は、面接で行われる2次試験へと進みます。なお、学会が認定する教育機関である東京農業大学かIWAD環境福祉専門学校、あるいは学会が認定する教育講座である日本園芸療法研修会や園芸療法研究会西日本、千葉大学、恵泉女学園大学で行われる200時間の座学を受け、500時間の実習を修了している場合は筆記試験が免除されます。
以上の条件だけを見ると、資格取得までのハードルが高いように感じます。これよりも短期間で取得を目指すのであれば、任意団体が独自に行っている養成講座で学ぶ方法になります。資格取得の流れについて、以下のサイトも参考にしてください。

費用について

養成講座の費用について、茨城県の任意団体が実施しているケースを例に紹介します。この団体は、園芸療法や園芸療法に関する事業の普及を目的とした任意団体です。全8回の基礎コースと全7回の応用コース、あるいはその両方を合わせた通年コースが用意されています。費用について、基礎コースが8万円、応用コースが7万2,000円、通年コースが15万円です。いずれも税別で、教材費や年会費、会場までの交通費は別途です。
このように、養成講座に通う場合は年間で考えてもそこまで多くの費用はかかりません。とはいえ、試験を受けるまでにはある程度の時間がかかります。当然、知識と技術の習得がままならなければ、合格することもできません。また、あくまでこれは一例で、団体によってそれぞれ異なる内容のカリキュラムを用意しています。自身の住む地域や普段のスケジュールなどを加味した上で、最適な方法で資格を取得しましょう。

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